や〜〜〜〜〜〜〜待ってた「盗作」
今日は完全に私の好みとその感想の話になるけどいいーー??いいよー!ありがとー!!!
じゃあいくね!!!!!
元々n-bunaさんの、生と死と諦めみたいな感じの世界観が好きで聴きはじめたら、綺麗だし歌いやすいしで好きになってしまったヨルシカですが、本日3rdアルバムが発売でした。
今までのエルマとエイミーの物語からガラッと色が変わって、今回は「音を盗む泥棒」をコンセプトに、「音楽の盗作をする男」を主人公とした、男の”破壊衝動”を形にした楽曲たちらしく、私は個人的に一曲目の「音楽泥棒の自白」が1番楽しみでした。
月光をモチーフにしてるって聴いて待ちきれなかった。
はァ〜〜〜〜〜〜〜たまらん(クソデカ大声)
先行配信で「春ひさぎ」が来た時は、今までと違うジャズ感みたいなのを感じて、さらにわくわくした。
あとはデビュー前に発表された2ndミニアルバム「負け犬にアンコールはいらない」に収録されている「爆弾魔」が、今回リレコーディングでまた入ってることかなあ。
"破壊衝動"っていう部分で、爆弾魔は「過去に、不満を抱えた恋に失敗した主人公が、くっそー!このやろー!街ごとぶっとばす!になった歌」なので、充分コンセプトに合う一曲なんだよなぁっていうとこで改めてこのコンセプトを意識して聴くとまた違って聴こえてエモエモになっちゃった。
季節を問わず ずーっと聴いてたから、2ndアルバム「エルマ」から1年半も経ってたと思わなかったんだけど、どんどん供給があるのはかなり嬉しい。
これからも追っていきたい。
初めから終わりまで、
全部私の感じ方だし、公式とか他の人の解説とか解釈を全く見ずに先ず自分で感じたかったので、「それ違うよ」とかは言うな。
絶対に言うな。勝手にさせろ。
私は私の解釈をちゃんと深めてから真実を探しにインターネットの海を泳ぎます。
初めに言っとくけど、すごく良かったし私はだいぶ好きなコンセプトのアルバムでした。
1.音楽泥棒の自白
前述の通り「月光」のやつ。月光〜〜〜!!!
ピアノのペダル踏み直す瞬間が大好きなんだけど、ここ!ってとこでやってくれる気持ちよさがたまりませんでした。
歌詞はない。
インストで全てを感じろ。
2.昼鳶
ーーー君の全部が僕は欲しい。
ベースライン最高すぎんか!?!!?!?
イントロだけでいいから聴いて欲しい。
「ウワ!」って深夜3時に声出た。
初めから終わりまでメロディラインもコード進行も全部「妬み」だった。
人のセンスを羨むことは尽きないよなあ。
やるせなさをこの音の運びで歌ってるあたりにまだこの男の若さを感じる。
3.春ひさぎ
ーーー愛してほしいわ。
今までの「ヨルシカらしさ」をいい意味でブレイクしてる曲だと思ってる。
これも前述の通りなんだけど、今までになかったジャズ感というか。
繊細さを残しつつも堂々とさえしていて、「諦めきれない諦め」が強いなと思う。
この妬みに攻撃性はまだない。
4.爆弾魔 (Re-Recording)
ーーーずるいよ全部。
自暴自棄になって全部人のせいにしちゃえ、なくなっちゃえ、の曲に感じてるんだけど、Re-Recordingで疾走感がプラスされてた。
裏で動いてる音が多くなってる感じ。
負け犬にアンコールはいらないに収録されてた時と比べてごちゃごちゃしてる感じがいい。
脳内メーカーは多分中央にひとつの「愛」と他は全部「爆」。
5.青年期、空き巣
インストで全てを感じろ2(ツー)。
こんなオシャレな空き巣がいてたまるかよ!
全部持ってきな!!!
このモチーフにされてる某有名クラシック、私は中学の時の掃除の音楽だったなあ。
後半だけいれてくるのがまた堪らない。
6.レプリカント
ーーー愛も皆レプリカだ。
歌詞の語尾に「いいぜ」みたいな言葉遣いがある曲今まであった?
今までだったら「いいよ」じゃない?
よすぎ。
こうなればいいのにね、ああなればいいのにね、でも結局皆こうだから…って希望と諦めで完結したように見せつつ、年老いた未来には分かるかもしれないって、まだ少しだけ期待してる。
7.花人局
ーーーごめんね、遅くなったって言葉だけをずっと待っている。
花の香りのする美人局に心を盗まれたのかなあ。
あなたのいない街を生きる、の「あなた」は相手を特定出来てるような歌詞だなあ。
誰だかわからないみたいな言い方してるけど、本当はわかってるのかなあ。
それとも誰かと重ねちゃってるのかなあ。
花の香りには覚えがあったのかなあ。
この人は泣いてるのかなあ。
8.朱夏期、音楽泥棒
インストで全てを感じろ3(スリー)。
雨が降ってるのかなあ。夕方なのかなあ。
爽やかに仕上がってるのが逆に、逆にね。
解釈厨だしな。
咳払いが聞こえるね。
ゴホゴホゴホッ……に「どうでもよさ」みたいなのを感じるね。
高音のピアノの鍵盤の弾きが力強いのがまた、ね。逆にね。
9.盗作
ーーー売れたなんて当たり前さ。名作を盗んだものだからさぁ!
私の音楽のきっかけはなんだったかなあ…
この曲は先行配信があったので何回も聞いてるけど、拗らせてしまった妬みが悲愴感を生み出しまくってる感じが好きです。
名作を盗んだものなんだから売れて当たり前だし、褒めちぎる奴らはみんな馬鹿だし、「僕」はまだ心が満たされてないし、愛が足りない。
10.思想犯
ーーー認められたい、愛したい。
盗作と続いて、ここでも満たされてない。
これが夢ってやつか、は夢を諦めてるような言い方をしてるくせに諦めきれてない人の言い方なんだよなあ。
「他人(ヒト)に優しいあんた」に、この孤独が、この心がわかるものか……って、あんたとは違うって言い聞かせないと心が保てないんだよね。
こんな中身のない詩(ウタ)を書いてる、って自虐的なこと言ってないと不安で仕方ないんだよね。
11.逃亡
ーーーさぁ、もっと逃げて行こうぜ。
ほら〜〜〜〜!また「ぜ」じゃん。音楽を盗作する男ォ〜〜!!!!男じゃん!!!(そう)
初めから終わりまで囁くような、優しいままの声で終わるんだけど、後ろで海の音が聞こえる部分があって、もっと遠くに逃げるって生を投げ出すってことか?って思ったら全部そう見えてきた。
つまらないことは全部放っといて、道の向こうへ……だもんね、そうなのかな、私はそう思っちゃったな。
アウトロのピアノ綺麗だな。
しっかり鍵盤押してるな。
12.幼年期、思い出の中
インストで全てを感じろ4(フォー)。
どんどん物悲しく聞こえる音楽になっていくのは、インストのタイトルがどんどん若くなっていくからなのかな。
あの頃はただ純粋に音楽に感動して、音楽が好きで、みたいなのを思い出してるのを表してるのかな。
音が遠くから聞こえる感じのこの、街で流れるチャイムみたいな感じが凄くノスタルジーを感じるし、率直に言うと死ぬのか?って感じた。
もうこの男の心は死にかけているのかもしれない。
13.夜行
ーーー僕はここに残るんだね、ずっと向こうへ往くんだね、そうなんだね。
緩やかな不安を穏やかに受け止めてるというか、自分の中で荒れ狂ってた嫉妬や物足りなさとかそういうの全部を「自分」として、あっていいんだよって受け止めたのかなって。
ここで出てくる「君」はきっと、すごく大切な人なんだろうな。
パートナーとか子供とか、家族みたいな人に対しての「君」なんだろうな。
「そっか 大人になったんだね」は自分に対しても「君」に対しても言ってるのかな。
僕はここに残るんだね、ってことはちゃんと生きたんだなあ。
14.花に亡霊
ーーー形に残るものが全てじゃないように。
形に残るものが全てじゃないように生きられたのかな。
先行配信で聞いた時は「綺麗な歌だなあ」って思ったけど、このコンセプトで最後にこの曲がくるのには意味がちゃんとあるなあ。
深読みしすぎかもしれないけど、夜行あたりからこの人は自分を俯瞰して見られてる感じがするし、何か光を見い出せたんだなって感じがする。
「君は笑ってる 僕は夏を待っている亡霊だ」の歌詞で私は、この人はまだ生きてるんだなあって思った。
肉体が亡くなってるかはわからないけど、この人の心はこの時「生きてる」し、「君」はそれを喜んでくれる相手だったってわかった。
前半の曲にある若さゆえの尖りみたいなのがもう完全になくて、、んー、完全になくてっていうのは違うのかもしれない、それも含めて全部を認めたみたいな感じなのかも。
私はこの曲の背景に一面のひまわり畑みたいなのを想像した。
「君」はもうここにはいないのかな。
妬んで、羨んで、求めて、期待して、ダメで、逃げて、逃げられなくて、受け入れる。
受け入れる?っていうか、開き直るでもあるのかもしれないけど、全部その繰り返しだよなあ。
努力ではどうにもならない部分とか、他人のセンスが羨ましくなることはたくさんあるよね。
夜ご飯食べたあと4時間ぐらいぶっ飛んで(睡眠)しまったので2時ぐらいからずっと起きてんだけど、今日も仕事だなって時間になってきた。
生活がバグってる。
もう少ししたらシャワー浴びよ。